OTHER
INTRODUCTION
2023.12.26
特集『social activities~その他いろいろ社会活動~』
no-deでは、事業化していない活動がいくつかあります。
ええ活動していますね。なんて言われることもありますが、わたしたちが目指したいのは、「ええ活動」ではないな、とこの頃おもいます。
わたしたちがやる活動は、特に出口(ゴール)を設定していません。ただなんとなく、気が向いたところ、必要かな、やってみたらどうかな、わたしたちの発想でやってみたらおもしろいかな、そんな、ただただモグラが穴を掘るような気持ちでやっています。
モグラ・・・
トンネル・・・
no-deの伸ばし棒のところ(クリック!)はトンネルなのかもしれません・・・
わたしたちの活動、MMKサークルにしろ、ひきこもり居酒屋にしろ、入口は割とまじめに考えます。門を作って掘削作業をします。
どうやったらできるか、どんな空間が生み出せるか、課題があればどう解決していくか。そんな風にトンネルを掘り進めていきます。
でも、掘っていってなにが出てくるか、出口がどこにつながるか、それはわからないし、あまり興味はないかもしれません。
モグラのように掘り進めていく。新しい穴をあけて掘り進めるだけ。
もしよければ一緒にトンネルを掘りましょう。
さて、ではno-deが掘ってきたトンネルもとい、social activitys~その他いろいろ社会活動~を紹介します。
no-de代表髙木が2010年に発足させた、障がいのある男性たちの自助グループ。
既存の制度に則らず、必要だから作った、そんな活動です。ちなみにMMKは「もてて、もてて、困っちゃう」の略です。
・その人の本当の望みに寄り添う
・支援者という立場を越えて、その人の生活に伴走していく
・地域に必要なものは自分たちで作っていく
no-deの思想の大切にしている部分はMMKから引き継がれています。no-deの原点と現在点になっている活動です。
コロナ禍で少し停滞していた時もありましたが、今後も活動を行いながら講演活動なども再開し、当事者主体の活動のヒントを伝えていけたらいいなと思います。
MMKサークルについてはこちら(クリック)!
知的障がいのある男性二人がユニットを組んで、地域で読み聞かせのボランティア活動をしているサークルです。
毎月専門家の方と練習を続けているおかげで、読み聞かせは抜群に上手くなりました。
定期的に発表に行かせてもらう場所もできて、地域で活躍の幅を広げています。
「僕たちも何か人の役に立つことがしたい」「地域で活躍の場がほしい」そんな障がいのある二人の想いが、これからどこまで広がっていくのか、今後も見守りたいと思います。
2016年から始めた活動です。
ひきこもり×居酒屋 というだけの発想で、ひきこもりを集めて一緒にお酒を飲む場です。
no-de代表歌藤とボランティアスタッフで運営しています。料理とお酒を無償で提供し、投げ銭を入れてもらうスタイル。
隔月で開催中。いろんなひきこもりの方や関係機関の方が来られます。
先日は、ヤングケアラー支援団体とのコラボイベントも開催されました。
多文化共生支援センターSHIPS様主催でno-deは協力という形で携わっています。
毎週土曜日に開催中。毎週やっている子ども食堂は貴重で、子ども達の様子などもしっかりと見られるのがいいなと思います。
大学生のボランティアやシニアのボランティアの方、障がいのある方、ひきこもり、等々、いつの間にか多種多様な人が出入りする居場所になりました。
この頃は、子ども達への学習支援活動も始まりました。
今後もいろんな展開がありそうな活動です。
野村事業所の「アトリエヲト」が開所したことで、芸術や表現の場が増えました。
定期的にワークショップを開催して芸術に触れたり、地域のイベントなどに出店して作品や出店などを出したりしています。
これから広がりを見せていくアトリエヲトの活動に期待をしています。
no-deと事務所を共有している団体様。所長の喜久川さんには大変お世話になっています。
行政書士でもある喜久川さんと、通訳者のスタッフの方がおられ、外国籍住民の方の生活相談など多様な困りごとの対応をされています。滋賀県に来られているウクライナ住民の方の支援も行っておられます。
草津の事務所では毎日、no-deスタッフとも顔を合わせていますので、多岐にわたり協力をしていただいています。
それぞれの団体さんが、no-deのある建物内で教室を開催されています。
子ども食堂に来ている大学生たちが日本語教室でボランティア始めたり、ひきこもり居酒屋に来ているひきこもりの人と交流があったりなど、ちょっとした人材交流があります。
◎地域交流
no-deではご近所付き合いも大切にしています。
草津事務所、野村事業所ともに、保育園が近くにあり、お散歩の時間には元気な挨拶をしてくれています。
草津事務所の隣の保育園、くじらさんでは職員のお子さんが通っていたり、隣の学童の子ども達や職員さんと子ども食堂を通じて交流があったりします。
お向かいのTさん、no-deの活動をいつも暖かく見守ってくださっています。
なぜかno-deの職員たちと、Tさんの庭の果実の収穫を一緒にやったりしています。
なんだかんだと地域といろんな形で繋がっていけたらいいなと思います。
そうしてno-deでは今後も、福祉の枠組みに囚われず、わたしたちが掘りたいトンネルを掘っていきたいとおもいます。暖かく見守っていただけると幸いです。