incline
SPECIAL
2023.11.30
特集『インクラインってどんなとこ?』
子どもが、子どもらしく居られる場所─。
それこそが私たちno-deの放課後等デイサービス『インクライン(Incline)』が大切にしていることです。
インクラインは開所から6年、障がいを持つ子どもたちの療育活動を放課後や休日に行なっています。
インクラインの利点とは?
インクラインには子どもたちがのびのびと快適で安心に過ごせるための環境が整備されています。
①部屋が広く、また近くに広大な公園もあり活動場所が広い。
②利用日が固定されていないので利用したい時に利用できる柔軟性(土日祝可能)。
③子どもの数に見合うだけのスタッフの人数を用意。安心して子どもを見れる。
④障がいの知識を増やすための研修体系の強化。またスタッフ間の連携ミーティング。
⑤スタッフの男女比と年齢層が幅広くバランスが良い。
いくつか挙げてみただけでもこれだけインクラインの利点が挙げられますが、中でもインクラインはなんといってもスタッフの空気感の良さがウリ!
そこで今回、実際にインクラインで働く数名の職員の方にご協力いただき、インクラインのことについて色々と質問をぶつけてみました!
インクラインの職員の選ばれし4名がお答えします!
(聞き手:代表 歌藤)
- 歌藤今日はno-deの放課後等デイサービス「インクライン」で働く職員のみなさんに集まっていただきました。
インクラインがどんなところか、意外と外の人たちからすると見えにくい部分もあるかと思うんです。だから、インクラインがどんなとこか色んな方に知って欲しくてそれを紹介する意味でも、これから私がいくつか質問をするのでみなさんフリップに書いて回答してみてください。それでは早速ですが、第一問目。
Q.インクラインで楽しい瞬間は?
- 歌藤それでは一斉にどーぞ!
- 守谷子どもたちがおいしそうにご飯を食べてるところを見るのがめっちゃ楽しいです。
- 山田分かるー!
- 今出笑顔を見てる時ですかね。子どもが楽しそうに笑ってる時が一番楽しいです。
- 藤原僕は子どもたちと一緒にお出かけして遊んでる時ですね。観光地いって一緒に手を繋いで歩いてる時とか。
- 山田「かんこう地」がひらがなやん!(全員笑)
私は向こうから手を繋いでくれた時とかですね。相手がイヤな人だったり、信頼していない人だったら手を繋いでくれることもないですし、そういう所は敏感な子たちなので、向こうから手を繋いでくれる瞬間は「あ、信頼されてるわー」って一番嬉しくなりますね。
- 守谷今まで手を繋いでくれかった子が、向こうから手を差し伸べてくれる瞬間とかは本当に嬉しいですね!
- 山田お出かけはインクラインの良さかなって気がします。楽しんでくれてる子の笑顔とかを見てると「休日活動やってよかったな」って思います。
- 歌藤最近はどんなとこにおでかけ行ったの?
- 藤原こないだは一緒にゲームセンターに行ったり、ドンキホーテに買い物行って一緒に見て回ったりしました。
Q.子どもと関わる上で一番気をつけていることは何ですか?
- 歌藤けっこうみなさんスルスルと書いてますね。・・・それでは一斉にどーぞ!
では、一番最後まで悩んでいた藤原さんからお願いします。
- 藤原自分は「子どもの特性を把握した上でその子が嫌がるようなことは絶対にしない」です。
- 守谷私はとにかく「ケガだけは絶対に気をつける」というのは意識してます。楽しんでても何をしていてもとにかくケガだけはさせない、を心がけてます。
- 歌藤逆に職員がケガしてしまうこともありますよね(全員笑)。
- 山田私は「急かさない。」です。
これはインクラインに来てる子どもたちだけじゃなくて子どもたちみんなそうだと思うんですけど、みんなそれぞれの自分のペースだったり、区切りだったりが本人の中に必ずあると思うんですね。だからそこだけは待ってあげるというか。片付けをしようねって言ってもまだ遊んでる子もいたり、食べようねって言ってもその時に食べれない子もいるしって思うので。
とにかく、急かさないというのは色んな場面で意識してますね。
- 今出僕も山田さんとちょっと近いんですけど「できるだけ自由に許容範囲内でその子の自由にしたいようにさせてあげたい」ですね。
- 歌藤今出さんは普段からいつもそう言ってますよね。
- 今出自分がno-deに入社した時も、代表の髙木さんのその言葉をホームページの記事で見てここで働きたいなって思ったので、自分の中ではこれは大切にしてますね。
- 歌藤なるほどー。みなさん近い部分もあるけど、それぞれ色々思いがあるんですね。おもしろい。
それでは次の質問です。
Q.インクラインの中での「私の推しスタッフ」を教えてください。
- 歌藤この人のここ良いなとか、この人のここ好きだなって思うところみたいな。この場にいない職員さんやパートさん含めたインクライン全体(約20人)の中から選んでもらってもいいです。結構みんな個性豊かなステキな人多いよね。
- 山田個性豊かだと思います。今のメンバーみんな安定してて、みんなそれぞれ違って私も好きです。
- 歌藤それではみなさん一斉にどーぞ!
- ・・・へえ!なるほどねー!では、今出さんから。
- 今出ずっと言い続けてるんですけど、インクラインでは一番杉谷さんが好きで。いると元気を与えてくれるというか。何かパワーがあるんですよねご本人に。
- 山田80歳で最高齢のパートさんです。
- 歌藤たまにウトウトってしてる時があったりして(笑)。可愛らしい人よね。
- 藤原僕は國友さんです。すごくユーモアのある方で、話しやすくて気軽に色んな相談もできるので。
- 山田國友さんはムードメーカーだよね。
- 歌藤山田さんはイケメンの林くん(笑)。
- 山田そう、私は林くん激推しです(笑)。
まずは今この福祉の業界で大学生の若い人が働いてくれてるのが嬉しくて。今は大学生がインクラインのパートでも3人いるんですけど。その中でも林くん、なによりまず顔がイケメンでー・・・(笑)。
あとは、周りのスタッフの人たちも林くんのこと好きな方多いですし人に好かれやすいところとか、あとすごいしっかりしててどの子を任せても安定感があるというか、体使った遊びもしっかりしてくれるというのもあって。
だから、推しというか、今のインクラインの子どもたちの元気さにすごくマッチしてるなって見てて思いますね。 - 歌藤たしかに林くんはすごく安定感あるよね。それはすごくいいところだよね。じゃ、守谷さんは?
- 守谷私は山田さんなんですけど(笑)。なんでもテキパキテキパキこなされて、中でも特筆したいのが、あまり子どもに不安を与えないところというか。側から見てても、子どもと話しているのを聞いていても。自分はあまりテキパキできるタイプじゃないと思うから羨ましいな、と思いつつ。
- 山田守谷さんテキパキしてますよ(笑)。
- 守谷あと、すごく話しやすいですね。何でも相談のってくださるので。何か言ったらすぐ答えてくれますし。なので、私にも安心感があります(笑)。
- 歌藤たしかに山田さんいると安心感あるよね(笑)。
それでは最後の質問です。
Q.インクラインの魅力は何ですか?
- 山田私と守谷さん、回答が似てますね。ほぼほぼ一緒。
- 守谷そうですね。子どもたちはみんな同じではないので、全員これをやらなくちゃいけないとかではなくて、インクラインでは子どもそれぞれの個性を大事にできるそういう場所かな、と思います。
- 山田私も同じですね。子どもの個性を「守れる場所」かな、と。
学校とかではやっぱり集団行動もあるでしょうし、その子の個性を消してしまう部分があるかもしれないですけど、インクラインは放課後の短い時間ではあるけれど、ここでは「その子らしさ」をしっかり出してほしいなと。そこで私たちも一緒に楽しんで笑顔になってくれる時間があるといいな、という思いを持って活動しているので、それらを含めて全部インクラインの魅力かなとは思いますね。
- 今出僕もそういう意味ではほとんど同じかもしれないですね。無理にその子に合わないようなことをギュッとせずに、その子のやりたいことを出来るだけ受け入れてあげるってことかなと思います。
- 藤原僕が書いたのは「子どもの笑顔」なんですけど。ここでは子どもの笑顔が見れるとか、あと子どもの笑顔を守る、っていう意味とか色々あります。
- 今出インクラインでは「こういう子だから受け入れます」っていう枠組みとか制限みたいのがここにはない、というのが魅力の一つなんじゃないかなと思いますね。
- 山田今インクラインのスタッフも男女や年齢層も幅広くいて、スタッフ側の受け入れる「心」もしっかり整っているっていうのも大きいんじゃないかな、と思います。ほんとに子どもが好きなスタッフが多いので。そこが魅力だと思いますね。
- 歌藤たしかに懐(ふところ)が深い気がするよね。
- 山田そうですね。その子をちゃんと見てあげようっていうスタッフが多いと思います。そこはインクラインとしては絶対に曲げたくないところで。どんな子でも絶対に受け入れてあげるという思いは強く持ってると思いますね。
- 歌藤素晴らしい。今日はほんとに良い話が聞けたなって思います。いつも、インクラインの素敵なところを色んな人にも知ってほしいと思っていて。今日は良い機会になりました。
ありがとうございました。