SPECIAL
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2022.09.30
特集『経験者、お待ちしてます。』
一般社団法人no-deは、創業から約5年。
no-deの社名の由来にもあるように、これまで様々な人がこのno-deを介して行き来し、交錯してきました。利用者の方に限らず、ここで一緒に働く仲間についても同様です。
新しい仲間を迎える上で、no-deの共同代表であるお二人は今こそno-deには「業界経験者」の方の力が必要だと語ります。
その真意についてお二人にお話を伺いました。
“経験者=即戦力”だけに限らない。あなたの「もっとこうしたい」を社内に落とし込んでほしい。
— 経験者を求める理由は何ですか?
ノードつくったときは経験者ばっかりでしたよね。no-de=交差点の想いがあったから、次はいろんな人と会いたかったし、まっさら(未経験ばっかり)を採用し続けていたら、今度は未経験が多くなってしまった感じかな(笑)
(no-de の)法人の理念的にも色々な人と出会いたかったのはあるね。業界の経験者はもちろん、未経験でも他のところで様々な経験を積んでいる人に魅力も感じるし。 でも、いろんな人が増えていく中で、改めて障害福祉の現場経験者と付き合い直したい(福祉の話をしっかりしてみたい)と思うようになった。
— ちなみに歌藤さんと髙木さんの福祉の経験をさらっと教えてください。
髙木さんは、ヘルパーを 10 数年がっつりやって、相談支援専門員も 10 年がっつりやってましたね。叩き上げというか。あとは、大手社会福祉法人の係長職やら、障がい福祉サービス事業所の所長職なども務められてましたね。
歌藤さんは、いろいろしてたね。学生の頃からグループホームのキーパーとか、ヘルパーもそうやし、相談支援事務とか、あとは地域生活支援事業や、放課後等デイ、B型作業所等の就労支援スタッフとかもしていたことあるよね。
— 業務面で考えるとどんな人が理想的だと思いますか?
現場で利用者さんとのかかわり仕事だから……うーん…そこの部分かな。障害福祉は目に見えるような課題ばかりでもないし、言葉にならない想いを拾わないといけない。だから、そうゆう部分に敏感でアンテナを広げられるような人がいてくれたらなーと思う。
一般的には経験者採用=即戦力ってイメージがあるけど、でもそこには期待していない。経験値があって、自分のやりたいスタイルを持っていると「もっとこうしたい」っていう思いが経験者にはあるはず。それを持ってきてもらって、no-deの自由な気風の中に落とし込んでいってほしいし、そういったことをしたい人に来てほしい。
誰かの場所で仕事をする、ではなく、自分の“居場所”の中で仕事をする。
— どんな人間性の方が向いてると思いますか?
わからない(笑)。優しい人がいいんじゃないかな。
僕らに対して優しい人がいいね(笑)。
やさしくされたいな~(笑)。結構世の中の人ってみんな厳しいよね。もっといろんなことに寛容でいいと思う。仕事もそう。
細かくいうと、責任感がある人がいいけど、それが変に働くと・・・。
確かに・・・。それがいいことじゃないしなー。いい意味で緩く一緒に働きたい。
本当に寛容な人がいい(笑)
本当に(笑)。何事も人のせいにしない人がいいな。
— no-deで働くことで得られるものって何だと思いますか?
うーん・・・、居場所(居心地いいから)かな?
それいいね、居場所。
そこまで居心地が悪いとは思わないし、感じない。
誰かのために間借りしたスペースで仕事すると言うよりは、自分の居場所の中で仕事する。“魂の居場所”的な感じかな。 スキルで言ったら……小さい事業者だから、1から 10 まで障害福祉サービスについて知ってもらえる。利用者さんとの関りだけじゃなくね。大きい会社とかで働いていた人は、現場とか一局面しか知らないんじゃないかな。その場合、会社の仕組みとか制度とかを見つけられやりがいにはなるし、キャリアアップの道が広がるんじゃないかな。
でも、特にうちから提供するスタンスではない。
障害福祉だけではない、それだけも目的にして設立はしていない。地域に必要とされ、単なる障害福祉ではなく、幅広い経験ができるっていう。
“誰かのため”のやる気かどうかが重要。
— やる気の真意についてはどうお考えですか?
熱意ってマイナスですよね(笑)。
まぁね(笑)。
やる気・熱意は他人のためではないところが多いと感じるな。
熱意がマイナスになった人って、「この人のために何かしたい」って熱意じゃないから周りとの温度差が出てしまうんだよね・・・。
自分中心の熱意は馴染まない会社かも・・・。
— 採用試験で気にするところはどんなところですか?また、試験の流れも教えて下さい。
人のオーラをみている。
そこに真実はあるのか?
確かに!
しっかり武装しているより、ある程度肩の力を抜けて、できることもできないことも言ってくれる人を見ている……後者のほうが親しみやすいし、一緒に仕事するイメージも持てるかな。
試験自体は面接1回とかだけど、最近やってるのは、面接してこっちがいいなって思った人に、仕事を1日か数時間くらい体験(見学)してもらってる。逆面接になるのかな。
こっちが評価するだけじゃなくて、向こうからも評価してもらおうかなって。仕事場を見てもらって、同じ働く人を見てもらって、ここで働こう!てなったら来てほしい。とりあえずミスマッチはできるだけ避けたいと思うから。
ミスマッチはお互い悲しいもんね・・・。
相手の方も時間もお金も精神も使うし、しんどいと思うし。
「辞めたいです」って言いにくいと思うしなー。
— no-deで長く働いてる人の特徴ってありますか?
肩の力が抜けている。
人をジャッジしない姿勢。
利用者さん主体とか。
確かに、利用者さん中心に働けてる。誰のために仕事しているかが明確なんだと思う。
もちろん利用者さんのために身を粉にして働けって言うつもりはないけど、僕らの仕事の大部分の大事なところは利用者さんとの関わりだから、まずそこを上手く運ばせるのはどうしたらいいかとか・・・、そんな思いであり続けてほしい。
利用者さんが周りにいるから楽しく働けるし、ありがたいですよね。
そこに楽しみがないと結局長く働けない。
それはそうですね。そこを我慢してやっている意味はお互いにとって無いですよね。
no-deの社風は“適度な距離感”。
— 最近のno-deはお二人から見てどうですか?
最近かぁ・・・、野村事業所オープンして間もないですけど、どんな雰囲気ですかね?
かなりいい感じかな。お互いに気を使えるし、お互いの家庭環境に配慮してフォローしやすい環境が作れているし、ある程度プライベートの悩みの交流がある。それなりに良い感じかな。
それはよかったです!あと野村も草津もいい意味でウェットじゃない気がする。個人個人の話はできるけど、飲み会があるわけではないし、アットホームだけどアットホーム じゃない。よく言えば今風みたいな感じ。伝わるかな(笑)
— 福利厚生・企業文化・給与等について教えて下さい。
飲み会とか運動会とか社員旅行とか、強制的に参加されるものはないですよね。福利厚生についても、従業員さんが使いやすい福利厚生を目指しているつもり。
有効に使ってもらいたいと思っているね。
あと、おすすめポイントか・・・。あ、将来大きくなるよ!だから企業の成長を肌で感じられるかな。
割と短いスパンで新しいことやろうとしているから、目に見えた変化が見えやすいよね。
あとは、デザインにこだわっているね。人の目に見えるものはこだわっている。名刺一枚にしろ、僕らの思いを目で見て感じ取ってもらえるようにしている。
あと代表と距離感が近い。
確かに(笑)。
普通に休みの日に「このドア直してください」ってlineがくる(笑)。
(笑)。
— 給料面についてはいかがですか?
社長の気分で給料が上がったり下がったりする会社は嫌なのでそうならないよう、給与規定はしっかり目につくってますね。
特徴として、基本給がうちは高い(よくある、手当が高くて基本給低いようにはしていない)、毎年基本的に昇給、ちゃんとした基準の上で判断。初任給はしっかり経験に応じて。
— 最後に応募者の方々にそれぞれ一言をお願いします。
あなたにお出会いしたいと思っています。
「即戦力だから」ではなく、あなたの経験・思い・考えなどを一緒に語り合いたいです。もっと知り合って、語り合って、さらに見地を広げていきたいと思っています。
この業界で働いているけど、しんどいかも、なんか違うかも、と思っている方にぜひ来ていただきたい。この業界の楽しさを見直す機会になればうれしいな。
うちの利用者さんは素敵な方が多いし、職員も自慢したいなー。ぜひ会ってみてほしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
インタビュー終了後、お二人からはこんな言葉も出てきていたので最後に番外編ということでご紹介します。
・あなたの力で滋賀県の明るい未来を創ろう!
・福祉で働く人たちがしんどく働いてほしくない。
・福祉は面白いはずだから、そこを追求できる職場でありたい。
・no-deは福祉事業の面白さを再発見できる職場。
経験者の皆様のご応募をno-deはお待ちしています!