SPECIAL
INTERVIEW
2021.12.02
特集『no-deの面接受けてみた。』
こんにちわ。no-deのアートディレクション・デザイン全般を担当させていただいているデザイナーのハシグチです。
突然ですが皆さん、面接受けたことありますか?
急に何だ?とお思いの方もいることでしょう。
no-deでは、パート・アルバイトの方含めこれまでたくさんの方が面接を受けてきたようですが、「・・・no-deの面接ってどんなのだろう?」ある日、代表のお二人とお話していて、ふと興味がわきました。
そこで、今後no-deの面接を受けるかもしれないそこのアナタのために、予習対策ができるよう私がno-deの(模擬)面接を受け記事にしてみました!
面接を受けるのは約十数年ぶり・・・(笑)。模擬とも言えどなかなかドキドキします。
また、記事では面接中の要所要所で代表お二人が「面接の時に意識・注目していること」も面接後に聞いてみたのでそのポイントも掲載しておきます。
今後、no-deの仲間になるかもしれないアナタのご参考になれば幸いです。
志望動機は実はどうでも良かったりする
(面接会場は2階の和室にて。
大きなテーブルに代表お二人が目の前に座る一般的な面接のスタイル・・・。)
どうぞ、おかけください。
(一礼して)失礼します。
では、まずは私たちno-deの事業の概要を簡単に説明させていただきますね。(会社パンフレット取り出す)
(ここでは代表の一人カトウさんがno-deの3つの事業について1つ1つ説明。手短な会社説明が一通り終わったあと早速カトウさんから最初の質問が・・。)
まずはここの面接を受けようと思ったきっかけというか、志望動機をお聞かせいただけますか?
はい。ちょうど転職を考えていたタイミングでハローワークでno-deさんの募集を見かけ応募しました。もともと、昔福祉に携わる仕事をしていたので、もう一度福祉関係の仕事をしたいと思いました。また、no-deさんのWEBサイトを見たり、周りの知り合いの人にも良い噂を聞いていたのでより興味を持ちました。」(※ちなみにハシグチは保育士として昔本当に福祉の仕事に携わってました・・・。)
ふむふむ。
(おふたりとも細かく相槌を打ってくれて話を親身に聞いてくれる雰囲気でとても話しやすいなー・・)
事前に結構リサーチというかわりとくまなく調べていただいたみたいですけど、普段からそういう感じですか?よく調べるというか。
・・・そうですね。わりと、好奇心も強い方だと思いますので気になったことは調べるのが好きかもしれないです。
面接POINT !
面接の時にはやっぱり志望動機は必ず聞くんですか?
聞くんですけど、正直なところ「志望動機」は実はどうでもいいんです。どちらかというと志望動機の会話から出た話の種を広げるみたいな方が本筋なので。
動機は本当になんでも良いんです。
でも、no-deのホームページを見たりして理念に共感してくれているとそれは嬉しいですね。職種じゃなくて「no-deのヘルパー」になりたいと思ってくれていたらそれはとても嬉しいです。
なるほど!
何を楽しめる人なのか?
一度福祉でも働かれてたということなんですけど、長い間働かれてたんですか?
まず、大学が福祉系ではない大学に行っていたのですが、大学を卒業してデザイン系の会社に勤めながらも保育の仕事に関わってみたいなという思いが強くなりまして・・(・・ここからハシグチがこれまでの大学卒業から現在までの経歴を延々と話し・・)、・・・というわけで今に至ります。
・・・なるほど。とても話し口調が流暢でストーリーテリングがお上手で喋り慣れていると思ったんですが、色んなところでこういうお話をされる機会も多かったんですか?
いやー、そんなに色んな人の前で話すということもなかった気もするんですが・・。
(なんだか不思議な質問だな・・・?)
面接POINT !
経歴はやはり気になりますか?
これも正直、どんな仕事をこれまでしていたかはあまり気にしてないです。うちは未経験でも全然OKなので。それよりもむしろ気にしているのは「働く動機」です。その人が何を楽しみとして働く人なのかが知りたいんです。というのも、福祉業界というのはやはり、お給料の面でもそれほど高くはないし、目に見える達成感みたいなのもあまりない業界なので。どういうモチベーションを持てる人なのか、そこが一番気になりますね。
僕も経歴が何だったかではなく、この人はどういうところに自分で楽しみを見い出せる人で、それならno-deのあそこが良いかも、なんていうその人その人にあった適材適所で働いてほしいからそれを聞きたくてこれまでのお仕事の話も聞いているという感じですね。あとは、人と密に関わる仕事でもあるので、前の仕事のやめ方がどういうのだったかもやはり気になりますね。
最後、僕になんだか不思議な質問が飛んできましたが、あれは・・・?
あれは単純に話すのがとても流暢だったので、逆にそこが気になってしまったんです。あまりに話すのが上手すぎて「本当に本心なのかな?」ってちょっと思ってしまった。経歴はほんとに気にしてないので、当人の奥底にある本当の部分を知りたいんです。
そうそう。実際、「福祉で長い間働かれてたんですか?」って質問なのに、福祉と関係ない話までたくさん出てきてたんで。ちょっと本筋からはズレてるかなって思いました。
あちゃ〜!まさか、そんな風に聞かれてたとは・・!(一生懸命自分の話ばかりしてたのが恥ずかしい・・・!)
障がいのある方との関わり
今まで障がいがある方と関わりを持ったことはありますか?
以前に勤めていた福祉施設でも自閉症の子との関わりがあったり、現在の仕事でも作業所で働く方と関わったこともあります。その時の印象としては本当に皆さん優しい方たちばっかりだなと思ったのを覚えています。
なるほど。no-deでは今まで障がいを持った方と関わったことがあるかどうかは実は重視してないんです。むしろ、新しい気持ちで取り組んでもらいたいし、何より障がいがあろうと無かろうと対人として接したいという思いが強い人のほうがこの仕事は長く続くと思うので。そういう意味ではハシグチさんはこれまでの経歴でもお話されてましたが、対人として接したいという思いをお持ちなのでそこは信頼できる点だなと思いました。
ありがとうございます・・・!
面接POINT !
この質問も必ず聞くのですか?
そうですね。この質問には一応ふたつ意味があって、まずその人のキャリアを聞くという意味。「障がい」と言っても知的障がい、身体障がい、など色んなタイプがあって、その中のどのキャリアをお持ちかどうかを確認しておきたい、というのがあります。もう一つは、キャリアではなく、実際に関わったことがあるかどうかの面です。キャリアがあるないではなくて、今こうやってこの面接に来てくれてこの世界に興味を持ってくれてるんだから、その人にこの世界は楽しいよっていうことを伝えたい。そういう安心感をこの面接の場でも与えてあげたいという思いがあります。
障がい福祉分野が初めての方でもそう言ってもらえると安心できますね・・・!
ストレス発散してますか?
この仕事って対人が基本なのでそういう人間関係も含めたストレスなども多い職業だと思うんですけど、ストレスは溜まりやすいほうですか?あと、自分に溜まったストレスは普段どう発散されてますか?
そうですね・・。どちらかというと、ストレスはわりと知らない間に溜めてしまう方かもしれないです。自然と周りの空気とか常に気にしちゃう性格なので。ストレス発散は最近だとサウナによく行ってます。
サウナ良いですね。僕もよく行くんですけど、ホームサウナはどちらですか?
以前からずっと近くのスーパー銭湯ですけど、最近だと国道沿いに出来たところもよく行きますね。
ヘルパーの仕事って一緒に映画に出かけたり、プールに行ったり、中には一緒にお風呂に行くこともあったりするんです。なので、その趣味もヘルパーのお仕事に活かしてもらうこともできるかもしれませんね。
面接POINT !
やはりストレス発散は重要ですか?
正直、ストレスの発散方法は皆さんバラバラなのでその内容はどんなものでも良いんです。重要なのは、自分で自分のストレスを自覚して気づけているかどうかで。この職業ではある意味での自分に対する客観性も必要かと思っています。
あと、この質問はその人の個性が出やすいんですよね。みんな、それぞれ色々な方法を持っているので。そこから会話が広がっていって、その人の一部を垣間見えることもあると思います。
時には年下からの指導も
ハシグチさんは現在ご年齢も重ねてらっしゃるということで、no-deに入るとわりと年下の人も多くて、立場的に年下の人から指導を受けるようなこともあるかと思いますがそのあたりは抵抗はないですか?
普段から年下とか年上とか意識することなく人と接しているので、その辺は全く気にならないと思います。
あと、支援から戻ってきた時などに職員室で「今日、利用者さんこんな表情だったよ。」みたいな何気ない会話で、そういう現場の情報であったり空気感の共有も結構大事な仕事の一部だと思ってるんですけど、そういった職員間でのコミュニケーションにおいて心がけることとか工夫とかっていうのはご自身なにかお持ちですか?
以前勤めていた福祉施設でも、そういった情報共有の何気ない会話は普段からよくしていたので、それは自然にできるのかな、と。むしろ、黙っている方が不自然な感じがして出来ないかもしれないですね。
面接POINT !
コミュニケーション力はやはり大切ですか?
まあ、コミュニケーション力というよりは、チームワークを生みだせるかの方を気にしてますね。結局、僕たちはチームで仕事をするので、そのチームの中でこの人はどういうスタンスでどんな役割を果たしてくれるのか、そういった点に注目しています。
必ず聞く最後の質問
no-deさんの面接では最後に必ず聞くお決まりの質問があり、私もこの模擬面接でその質問を最後にされたのですが、ここでは秘密にしておきたいとの事なので、面接を受ける皆さんは最後の質問がどんなものなのか想像してみてくださいね〜。
というわけで、一通りno-deの面接を受けてみました・・・!
いや〜、緊張した!
模擬面接と分かってはいてもやはり緊張はしてしまいますね。
テーブルを挟んでの面接が終わった後は、各部屋を紹介していただいたりして、そこで実際に働いてる方の現場も一緒に見ることができました。
さっき部屋で話してた時とは打って変わってお二人ともフランクに話してくださっていて、いつもそんな感じなのだそうです。まさに緊張と緩和・・・!
今回、面接を受けてみて、そしてお二人のお話を聞いてみてよく分かったのが、面接に来る人の「その人自身」をお二人は見たいと思っている、という事でした。
面接だからといって綺麗事や建前じゃない、不格好でも「あなたらしい自分」を何よりも代表のお二人は大切にしたいと思ってくれている。そこも含めていかにも人を重視するno-deらしいなあと思いました。
今回の記事が今後no-deにご縁があるかもしれない皆さんの参考になれば幸いです!
それでは〜!