no-de_LIFE
MANGA
2021.10.30
特集『no-de LIFEのススメ』
no-deライフのテーマの一つである「伴走(ばんそう)」。
ヘルパーは対面するのではなく、文字通り利用者の方の横に寄り添い共に走り続けるそんな関係でありたい。
この言葉にはそんな意味が込められています。
でも、実際のところ職員と利用者の方との関係ってどんな感じなの?
今回は、普段はなかなか外から見えにくい職員と利用者さん二人の関係性が垣間見えるエピソードを実際にお聞きして、4コマ漫画にしてみました。
エピソードを見ることで“no-deらしい”利用者さんとの関係性が見えてくるかもしれません。
今回のお話は居介護事業no-de LIFE(ノードライフ)の職員Nさんと利用者Sさんの日常でよくあるシーンについてのお話です。
運動は計画的に
<職員Nによる解説>
Sさんは体重が増加しやすく、日常での運動を義務付けられているためよく一緒に公園やプールなどで運動を共にしています。
この日は真夏の猛暑の中だったので、軽く公園をウォーキングして早めに引き上げる予定だったのですが、Sさんのやる気がすごくて、本人の意志を尊重した結果、帰りの事まで考えれてなくて二人でクタクタになって帰ったというエピソードです。
運動も結局は本人のためのことなので、本人がやる気がある時は出来るだけその時の気持ちを大事にしてあげたいと常々思っています。
僕にだけこっそり教えて?
<職員Nによる解説>
定期的に病院で体重の増減などのチェックを行っているのですが、僕たちが食生活のメニュー管理などを行っているので本来であれば減っているはずの体重が増えている時があったんですよね。Sさんも病院の先生に怒られたくないからごまかしたりして(笑)。
普段利用者の方とコミュニケーションを取る上では、やはり「信頼感」を大切にしています。仕事上の義務的な関係性だけではない、人対人としての関係性です。名前の呼び方を変えてみたり、質問の聞き方を変えてみたり、自分なりに色んな工夫をしてみて出来るだけ互いにとって良い関係性が構築できるように普段からも意識しています。
気持ちの作り方
<職員Nによる解説>
利用者さんによっては自分の気持ちの持っていき方やメンタルコントロールが苦手な方もいらっしゃいます。
「気持ちづくり」と言うと少しおこがましいかもしれませんが、本人がムカムカしていた時でも、何か1つ嬉しいことがあったりすると不思議とさっきのムカムカが忘れられたりして、その日1日を気持ちよく過ごせたりします。
私たちはそういう部分も含めて何かお手伝いできればと思って日々利用者さんたちとコミュニケーションしています。ジャンケンで勝ったり負けたりを演出するのは本人にも少し悪い気もしますが(笑)、利用者さん個人個人の気持ちや私たちとの関係性を大切にしていく上での工夫であると言えます。