
BIVOUAC
SPECIAL
2025.08.30
特集『ビバーク全員集合!〜ビバークってどんなとこ?〜』
今回は、相談事業所ビバークの相談員である藤本さん、山内さん、横江さんの3名に、相談支援のやりがいや仕事への想いについて代表の髙木がインタビューしました。
ビバークは、障害のある子どもから大人まで、幅広い年代の相談に対応し、さらに複数の相談員が在籍しているという、地域でも珍しい事業所です。
髙木からの質問に、皆さんが率直な想いを語ってくださいました。

(※左から山内さん/藤本さん/横江さん)
相談支援のやりがいとは?


─ (髙木)まずは皆さんの、相談支援におけるやりがい、楽しさ、醍醐味についてお聞かせいただけますか?

- 山内私は、利用者さんとの会話と繋がりが一番楽しいと感じています。
まだ始めたばかりなので「醍醐味」とまでは言えませんが、放課後等デイサービスの調整や見学、モニタリングを通して、少しずつ繋がりが広がっていくのを実感しています。

- 藤本私にとっての醍醐味は、目の前で繰り広げられる「リアルなドキュメンタリー」を見られることです。
楽しいことも、しんどいことも含めて、利用者さんの人生の転機に立ち会えるのは、相談員ならでは、特にビバークならではだと感じます。
例えば8月には、2人の方が一人暮らしを始めるサポートをしましたが、その人生が変わる瞬間に立ち会えたことは、本当にすごいことだと感じました。

- 横江僕は、利用者さんの生活全体を一緒に感じられることに醍醐味を感じています。
先日も、一人暮らしを始めた方が冷蔵庫の設置に困っている話を聞きましたが、まさにそういった日常の困りごとまで含めて、一緒に感じられることが喜びです。
以前、施設で働いていた時は、生活とは少し切り離された「保護的」な位置付けを感じることが多かったので、今は本当に利用者さんの生活を肌で感じられるのが醍醐味だと感じています。
相談支援で気をつけていること

─ (髙木)ビバークでは相談業務において確立された手順があると思いますが、その上で、皆さんが個人的に気をつけていることは何ですか?

- 横江私は「真っ白で聞くこと」を心がけています。自分の判断や価値観を入れずに、まず相手の困りごとをそのまま受け止めることが大切だと考えています。
例えば、冷蔵庫の件でも「自分で運べるのでは?」と一瞬思っても、それは置いておいて、まずは相手の状況を理解することに努めています。

- 藤本私は「タイミングと言葉」に非常に気を遣っています。
早く動くべきこともあれば、熟考すべきこともありますし、どの言葉を選んで、どのタイミングで投げかけるか。そういった「共感」を大切にしています。
私自身の雰囲気も、利用者さんを優しく包み込むように感じてもらえると嬉しいですね。

- 山内私は「普通の感覚を大事にする」ことです。福祉の仕事に長く携わってこなかったからこそ、福祉サービスだけで全てを解決しようとせず、地域での普通の暮らしの中でできることを探す視点を忘れないようにしています。
もちろん知識は勉強中ですが、地域で暮らす自分自身の感覚を常に頭に置きながら支援を進めたいと思っています。

─ (髙木)その「普通の感覚」というのは、ビバーク全体にも流れている雰囲気だと感じますか?
- 山内はい、そう感じます。藤本さんがボランティア希望の方に対応したり、地域で卓球クラブに入られた方がいたりする話を聞くと、福祉サービスに限定しない支援を大切にしているのが伝わってきますね。
これは、相談支援専門員研修でも言われる「福祉サービスだけじゃないよ」という考え方を、ビバークが実践していることだと感じます。
チームならではの利点

─ (髙木)複数の相談員がいるビバークならではの質問です。チームとして機能しているな、と感じる瞬間や出来事について教えてください。

- 横江僕が一番幸せを感じるのは、一人の利用者さんについてみんなで「ああでもないこうでもない」と話している時間です。
それぞれの持ち味を活かし、異なる視点や角度から意見を出し合うことで、「そんな風に考えるんだ」と気づかされることが多く、とても面白いですね。
まるで得意な呪文や特性を持つ仲間が集まって冒険する「ドラゴンクエスト」のようです。

- 山内私は利用者さんの様子を共有できることにチームの良さを感じています。
もし一人だったら、自分の記録を書いて終わりですが、チームだとモニタリングや見学で見てきたことを戻ってきて共有できるし、また「共有したい」と思えるのがいいですね。他の人の捉え方の違いに気づかされることもあります。

- 藤本一番実感したのは、僕が10日間休めたことです(笑)。
それまでは僕一人でビバークを回していたので、休むなんて考えられませんでしたが、二人がいてくれたからこそ実現しました。僕がいなくても、電話対応や訪問、会議の調整、書類送付など全てをこなしてくれて。共有カレンダーや業務日報を見ることで、仕事がちゃんと回っていることを確認できたんです。この数ヶ月で、僕の頭の中だけでやっていたビバークが、組織として広がったんだなと実感しました。二人の日頃からの利用者さんの情報共有と信頼関係があったからこそできたことだと、心から感謝しています。
ビバークの現在と未来

─ (髙木)では最後に、皆さんの目には今、ビバークがどのように映っていますか?

- 藤本僕の目には、ビバークは「細胞分裂の途中」のように見えています。
一人でやっていた頃から三人になり、やり方も対応も変わり、もう自分の知らないビバークの中にいるような感覚です。
良くも悪くも、何かを変えなければならない過渡期だと感じています。この一年で新しいやり方を見つけ、より面白く、そして何よりも目の前の人を大切にできる形へと広がっていけばいいなと思っています。
少し寂しさや戸惑いもありますが、進むべき道は合っていると信じています。

- 横江僕はビバークを「少しだけでもほっとできる場所」だと感じています。
社会の中で戦ったり困ったりしている方々が、ここに来たり電話をかけたりした時に、一瞬でも肩の荷を下ろし、考える余地を与えられるような場所。それは僕自身にとっても同じです。オフィスにある観葉植物やコーヒーメーカーなども、そんな「ほっとする」時間を与えてくれるアイテムですね。

- 山内私は今、「楽しい」という気持ちでいっぱいです。ようやく相談員として慣れてきて、名乗れるようになったという感覚です。
きっともっとできることが増えれば、しんどい部分も出てくるかもしれませんが、今はただただ楽しいです。
皆さん、ありがとうございました!今回のインタビューを通して、ビバークの相談員の皆さんが、利用者さん一人ひとりの人生に深く寄り添い、真摯に向き合っていることがよく分かりました。
そして、チームとして互いを信頼し、支え合うことで、ビバークならではの温かい雰囲気と質の高い支援が生まれているのだと感じました。
これからも末永くよろしくお願いします!




