SPECIAL
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2024.08.31
特集『no-deパンフレットの世界』
みなさん、こんにちわ!
no-deのアートディレクションやデザイン全般を担当させていただいてます、デザイナーの橋口と申します。
今回は私がナビゲーターを務めさせていただきます!
ありがたいことに、no-deの創業から今に至るまで、WEBサイトから名刺やパンフレットなど、様々な制作物に携わらせていただいてます。
no-deも創業から早数年・・・。
事業所や事業も次々と拡充し、それに伴い紹介パンフレットも少しづつ増えてきました。
そこで今回は、今まで作った5つのパンフレットを紹介したいと思います!
パンフレットができるまで
no-deの事業ごとのパンフレットは、毎回デザインを統一しつつ、各事業の特徴や個性、コンセプトやキャッチコピーを代表お二人の構想や想いを元にお聞きしながら制作しています。
なぜ、この事業を始めようと思ったのか?具体的にどんな事業なのか?などを深掘りして事業の根本からお聞き(ヒアリング)していくわけです。
私がいつもヒアリングしていて感じるのは、no-deの事業それぞれについて、代表のお二人の想いやコンセプトが、言葉になる部分、言葉には表せない部分も含めて、お二人とも共通の認識を共有して持っているという部分です。
これについては、no-deという会社全体が何を目指しているのか、何を大事としているのか、ぶれない確固たる想いがお二人の中にあるということなのだと思います。(それについて毎回私は、お二人のお話を聞いて、なんと実直な会社なのだろう!とひそかに感心している次第です・・・。)
そして、テキストレベルで用意していただいた先方の原稿をもとに、キャッチコピーやイラストなどを創造し、no-deという会社のブランドトーンを守りつつ、制作したデザインの提案をしていきます。
そこでさらに代表お二人に内容を精査していただき、キャッチコピーや見出しの文章などをさらにブラッシュアップして、事業が目指す方向性をパンフレットにどんどんピントを当てるかのように絞り込んでいき、最終の完成原稿を作成していきます。
先のヒアリングを通しているおかげで、私もお二人との共通認識を共有しながら作成させていただいているので、デザイン段階ではほぼほぼ完成原稿に近いものが出来ます。
そして、先方と幾度かのやり取りを繰り返し、微妙な言葉の言い回しの違いや、ワードの選定、ニュアンスを擦り合わせて、最終稿が仕上がるというわけです。
それでは、ここからこれまで制作したパンフレットを制作順にご紹介していきます。
no-de LIFE
あなたと共に走る伴走者に。
創業と共に作らせていただいたno-de LIFEのパンフレット。ここに記されている「伴走者」というキーワードは、創業当時から今まで代表お二人と打ち合わせをする度に、口癖のように度々登場するキーワードとなっています。
no-deという会社全体の方向性を語る上でも外せない大切なキーワードですね。
incline
子どもが子どもらしくいられる場所。
一見、「子どもが子どもらしくいられる」というのは、子どもが子どもらしいのは当たり前じゃないか・・・と、思ってしまいそうな言葉ではありますが、本当にその子が「その子らしく」いられる状態や状況が日常の中にどれだけあるのでしょうか?
子どもたちが自らを発見し、成長していく。どれだけ子どもたちが、そしてそこに関わる大人たちも含めて、いかに自分が向き合えるのか。inclineの根底にある想いを表している言葉だと思います。
アトリエ ヲト
本当のワタシってどんなだっけ?
アトリエ ヲトは就労継続支援B型という事業の中でも珍しい(?)アトリエを謳った、自己表現をメインとした事業所です。
時には言葉にできない感情や想いを、表現を通して文字通り表す活動。自己表現をするためには自分と向き合う時間が必要になります。そこで本当の「ワタシ」があらためて見つかるかもしれない。あなたは本当の「ワタシ」に出会えていますか?
RECOアフタースクール
勉強するだけじゃない勉強って面白い。
一般的に「勉強」と言えばいわゆる学校や宿題などの「学習」を思い浮かべそうなところですが、RECOアフタースクールは学習だけではない、新しい発見も含めてすべてが「勉強」として捉えています。そして、なにかを発見する時のワクワクやトキメキは、人生の中において何モノにも代えがたい貴重な財産となるはずです。事業名RECOの名の元となっているRecognizeの意味は「新しい発見」。大人も子どもも日常の中の「発見」を大切にしたいものです。
ビバーク
見つからないものを、一緒に探します。
ビバーク(Bivouac)とは、「登山中の山の中でテントなどを張り、休息する。」という意味があるそうです。no-deの中でも新事業にあたるビバークは相談支援の事業です。ただ相談に乗るだけじゃない、時には一度立ち止まって本当に自分がやりたいことを一緒に見つけてみようよ、という何ともno-deマインドあふれるコンセプトの事業名ですね。(ちなみに各事業の名前は代表のお一人髙木さんが考案しており、ある日突然ビビっとこれだ!という名前が降りてくるのだそうです。)
いかがでしたか?
no-deの事業はそれぞれ少しづつ形を変えながら今も日々進化しています。
ものごとの進化の過程においては、時に当初の想いからかけ離れてしまうこともままあります。ですが、私の目から見ていてもno-deの事業は、代表お二人やスタッフの方々含め、地に足の着いた進化をしているように見えます。それは一重にこのパンフレットにも表れているように、事業ごとのコンセプトや目指したい方向が一貫して合致しているからなのかもしれません。
私は、no-deの社員ではありませんし、あくまで外部の人間ではありますが、この数年ずっと近くでno-deを追いかけてきて、自分のこの見方は間違っていないのではと確信しています。
すでに関わっている方や、これから関わるであろう皆さんも、no-deの未来を共に見届け注目していきましょう。