RECO
SPECIAL
2024.09.20
特集『RECO通信 Vol.2』
RECOが開所して2年半が経とうとしています。
おかげさまでたくさんのお子様に利用していただき、にぎやかな毎日を過ごしています。
そして近頃何よりも嬉しいことは、「楽しいからRECOに通い続けたい」「RECOの〇〇先生が好き」「将来、RECOの先生になることが夢やねん!」と、通うお子様自身がRECOに愛着をもってくれていることです。
今回はそんなRECOの「今」をお伝えしてみようと思います。
自分らしく過ごせる居場所と時間
思い返すこと2年半前(「今」を伝えると言ったそばから遡ってごめんなさい)、地域に暮らす子ども達に、自分らしく過ごせる居場所・時間を創りたいという想いでRECOを設置しました。
草津地域にも多数の放課後デイがある中、RECOでは学校から帰って宿題をする、友達と遊ぶ、という当たり前の放課後を、個々の特性に合わせて支援を提供することで保障したいと考えていました。
一人、一人と利用者が増えるたびに、おもちゃや本を増やしたり、活動の内容を工夫したり、机やロッカーを買い足したり…。
毎日の平均利用が5名を超え、「集団」が成り立ってくると、みんなで楽しく遊ぶためのルールを整備するようになりました。どの事業もそうですが、事業開始前の理想は、具体性のない空想に近いものだと思っています。
理想にこだわり過ぎず、実際に通われる人に合わせて柔軟に整備をしていくことが、「no-de流事業所整備術」と言えるかもしれません。
【極上の当たり前】の時間
さて、「今」のRECOは冒頭にもお伝えしたように、誰よりもお子様自身が愛着を持って通ってくれているように思います。
RECOに到着すると、手を洗い、宿題を始める子どもたち。もちろん、宿題に気乗りしない日もあれば、集中が途中で途切れてしまうこともありますが、周りの友達やスタッフの声掛けでがんばって取り組みができた時は、達成感から清々しい表情になります。
好きなおやつを選び、自由活動の日はお目当ての友達やスタッフを誘い、外で鬼ごっこやボール遊びで思い切り身体を動かしたり、部屋でプラバンなどの工作にじっくり取り組んだりして過ごします。
中には、ケンカになる場面や、片付けや、場面の切り替えが苦手でうまくできない場合もあります。
そんな時は、スタッフからの直接の発信はもちろん、子ども同士のやりとりの中でも解決できるような工夫を提案したりします。喜怒哀楽、にぎやかに過ごした後、夕方には「帰りたくない帰りの会」が始まります。
そんな光景を見ていると、「今」のRECOは子どもにとって【極上の当たり前】の時間が流れる場所だと思っています。この当たり前の毎日を守り、一緒に重ねて行くこと。それが「今」のスタッフ全員の目標です。
『やりたいことや、取り組みたいことにどんどんチャレンジしてほしいと思っています。それがいつか将来に繋がってくると思います。』
『自ら進んで、これがやりたい!という子どもの思いを私たちが手助けできればと思っています。』
『子どもたちにとっての場所という意味で、“学校”、“家”と、それから“RECO”という第三の場所(サードプレイス)になれば良いと思っています。』